おうち英語を始めたワケ

私は、子どもが生まれたら絶対おうち英語をやろうと決めていました。

その理由はいくつかあります。

自分自身がかけ流しで英語耳を鍛えた経験があったから

私自身は小3からひたすら洋楽を聴くことで、かなり英語耳を育てることができました。英語耳を育て始めるにはスタートが遅かったかもしれませんが、中学で英語の授業が始まった時にリスニングが得意だと感じるには十分でした。

耳がいい子は発音が良くなるものなので、私は発音も褒められることが多かったです(英会話を習ったこともなかったのに)。英語耳が育っていた証拠です。

小3からでも英語耳が育つことは自分自身が証明していますが、私はだいぶ変わった子だった(小学生でQueenばっかり聞いてる子なんてなかなかいないですよね)ので、息子がそうなる保証はない。そんな時期を待たなくても、『耳・脳の黄金期』である乳幼児期からしっかり英語耳・英語脳を育てておけば、将来の英語学習がかなり楽になることに確信を持っています

『英語』という存在を認識する前から日常に英語が溢れている環境を作り、英語を使うことが当然だと理解させておきたいと考えました。

自分自身の英語教員/講師の経験から

たくさんの生徒さんを見てきて、英語を自分のものにするには『いかに継続して』かつ『長い時間触れるか』が大事かということを嫌というほど実感しました。

英語がアウトプットできるようになるには2000時間のインプットが必要だというのはDWEのお決まりの一言です。

でも実際は、その時間には個人差もありますし、研究もいろいろあって、4000~6000時間とも言われています。

とにかく言えるのは、英語が話せるようになるにはまずは膨大なインプットが必要だということです。

それを実現できるのは英会話スクールではなく家しかありません。

はっきり言いますが、週1回程度の英会話教室で英語がペラペラになることは不可能です。英会話教室に通いながら確実に英語力を身に付ける人は例外なく日頃の家庭学習をしっかりやっています英会話教室はあくまで日頃の成果を発揮するアウトプットの場なのです。

私が働いていた大手英会話スクールでは、教室で使用する教材以外にも家庭学習教材を強くオススメすることがありました。それは、(売り上げを上げたいという教室側の都合も多少ありますが)英語力アップに家庭学習は必須だからです。

家庭学習教材にもしっかり取り組み生徒さんはやはり英語力アップが速かったです。

一方で『また教材販売か…スクール通ってるんだからいらないでしょ。』と教師の話も聞かずに頑なに拒否する生徒さんは、英会話スクールのみに頼っているためになかなか英語力が上がりませんでした。これが現実です。

英会話教室が悪いわけではありません。おうち英語と並行することで英会話教室のコスパは上がります。ただ、英会話教室に英語力アップを任せていると『何年も英会話に通っていたのに英語が話せるようにならなかった』という悲しい結末を迎えてしまいます。

そのことを自分自身で経験していたため、息子にはおうち英語以外の選択肢はありませんでした。

英会話教室等を検討するのは、①息子自身が行きたいと言ったとき、②おうち英語のモチベーションが下がり英会話教室に通うことでおうち英語再燃の効果が得られそうなとき、③アウトプットの場がさらに必要だと感じたとき、などを目安に、その時々の状況で考えていこうと思っています。(できるだけオンライン英会話でいきたい。)

おうち英語程度では母語に悪影響はないと感じたから

私が以前住んでいた地域は外国人の割合が多く、私の家の隣の小学校は2割が外国人家庭というほどでした。

そんな中で日本在住外国人家庭や親の一人が英語ネイティブの家庭などを実際に見てきて、日本人家庭での幼児期のおうち英語程度では母語の日本語に悪影響はないと感じました。(良い影響はあると思っている。)

我が家は日本語も大事にした教育をしており、バリバリのバイリンガル育児をしていくつもりはありません。

日本語での語りかけや日本語絵本の読み聞かせもたくさんしています。おうち英語を取り入れたことによって、日本語での語りかけひとつとってもいろいろ意識するようになり、充実しているように感じます。おうち英語をしていなかったら、ここまで日本語での語りかけや読み聞かせについて深く考えなかったんじゃないかな?

そういう意味でも、日本語教育と英語教育の相乗効果を期待しています。

英語は家でできる!習い事は家でできないことをさせたいから

我が家は夫がスポーツ推しなので、息子は将来的にスポーツ系の習い事をする可能性が高いです。スポーツの習い事・少年団等は週に何度も通わなければならないことが多く、親の送迎の負担が大きいです。なので、送迎の必要な習い事(スポーツ含む)はできるだけ『家ではできないこと』をさせてあげたい。

逆に、家でできることはできるだけ家で。そうなると、英語は家でやるのに最適です。

子どものやりたいことをやらせてあげつつ、親の負担もできるだけ軽減したいと思っています。

英会話教室はいろんな意味でコスパが悪いから

英会話教室は単純に『英語力向上』という意味ではコスパが悪いです。

1つめの理由は、実質アウトプット時間が短いこと。最近はよく言われることなのでみなさんもご存じかと思いますが、英会話教室は『先生:複数の生徒』なので、レッスン自体の時間が長くても、一人当たりの発言(アウトプット)時間はとても少ないです。

2つめの理由は、子どもの本当のレベルに合わせるのが難しいこと。私自身、某英会話教室で主任教師をしていた経験から、『教室側の事情』というのも見てきました。英会話教室は、子どもの英語力が上がったからと言って簡単にクラスを上げることができないのです。利益が出ないからその子のためだけに新しいクラスを開設することができない、同時期に入ったほかの生徒との進度のバランスも考慮しないと一人だけどんどん進むとほかの保護者からクレームが来る、などなど、裏でいろいろなしがらみがあります。生徒の英語力アップを最優先で考えたい講師陣と、運営に携わり利益を出さなければならないマネージャー陣とで対立することも多々。私はこの対立がストレスで英会話講師を辞めました。

子どもにやらせるならオンライン英会話のほうがコスパがいいし、もっと言えば、おうち英語仲間同士でアウトプットができる機会が持てたらさらにいいですよね。DWEをやっていると、そういう友達が欲しいと思っている方も多いので、お友だち探しも少しハードルが下がりますよね。(私も息子の英語友だち募集中♪)

我が家のペースで進められるから

英語学習は長い付き合いになります。子どものやる気もアップダウンがあって当然です。そんなときには、子どものペースに合わせてあげることも大事です。

やる気があるときには少しペースを上げてがんばってもいいし、ちょっと疲れてしまっているときには少し距離を取ってもいいと思います。

我が家のペースで進められるというのは、裏を返せばいくらでも離れられるということでもあるので、そこは自制する必要がありますね。

私的にはそのデメリットよりもメリットのほうがずっと大きいと感じました。

あいね

離れすぎないためにも、切磋琢磨し、励まし合えるおうち英語友だちは大切な存在だなと思います。

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