本編にあるほかのフォニックス動画と同様のものが１本ずつ追加されています。着ぐるみPoeの出る動画が多い（15本中10本）ですね♪

一覧とかにもしようと思ったんです、追加の動画の内容を。でもね、書き出しながら、あんまり意味ないなって途中から思っちゃって。ミライコのフォニックスコンテンツってすごくユニークなんです。なんていうか、ルールがあるようでない。

結局のところ、ミライコのフォニックス動画って、フォニックスを教えるためというより、小学校英語で言う音とつづりの関係への気づきを与えるための動画なんだなって。

実は、『今は小学校からフォニックスをやる』なんておうち英語界では当たり前のように聞くけれど、小学校の外国語（小学5，6年のいわゆる『英語』の授業）の学習指導要領に『フォニックス』という単語は出てこない。

小学校英語で教えるのは、あくまで『フォニックスのようなもの』です。これ、勘違いしているおうち英語ママ多いと思う。

小学校ではおろか、中学校でさえ、今も体系的にフォニックスを教えることとはされていないんです。

学習指導要領ではこうとしか書いてない。↓

中学校で発音と綴りとを関連付けて指導することに留意し，小学校で
は音声と文字とを関連付ける指導に留めることに留意する必要がある

【外国語活動・外国語編】小学校学習指導要領（平成29年告示）解説

いやだって、教える人がいないもの。担任の先生が授業をすることが多い小学校はもちろん、中高の英語の先生でもフォニックスをきちんと教えられる先生ってかなり割合少ないです。（すみません、これは現場で働いた経験からの体感）

そして、ただでさえ時間のない学校の授業で、体系的にしっかりフォニックスを教えないといけない！とも私は思わないのです。非現実的。

そんななかで、学習指導要領にもこんなに曖昧にしか書かれていない『フォニックスのようなもの』。ネイティブが学習するようなフォニックスとは違うかもしれない。でも、知っておくことに越したことはない音声と文字との関連。そこに気付き、意識する機会をたくさん持てる！それがミライコのフォニックス動画なんだなーと感じたのです。

私、以前、アルファベット全部の音を歌にしたミライコのOriginal Phonics Song 1-1（Disc 2）について異議があり、ミライコさんに電話したことがあるんです。

I（アイ）の単語がなぜislandなのかって。I（アイ）の基本のフォニックスの音はイですから。inkとかiglooとか。

（すみません、英語の発音だけどカタカナで書いちゃいますね）

じゃあA（エイ）はacorn（エイコーン）とかなのかな？と思ったけど、そこは普通にappleなんですよね。

Original Phonics Song 1-2（Disc 4）ではI（アイ）はinformation。もやもやするー！

ミライコさんの回答は『ミライコでは、英語にはいろんな音があるということを知ってもらいたいという監修の先生のお考えがあるのでこうなっている』ってことでした。私は当時、その回答を聞いてもスッキリはしませんでした。

でも、ミライコを何周もしているうちに、先生のその考えが分かってきた気がするんです。日本人が英語を学ぶ上でよく出合うルールだったり、苦手な発音だったりを多めに扱ってるなぁと。

例えば、個人的に『これをフォニックスで扱う!?』と驚いた新フォニックス動画が、u（ウ）とu（ア）の比較動画。

（ウのグループ）push / pull　vs　（アのグループ）up / umbrella

このルールって、体系的なフォニックスで言うと例外扱い！whの発音もあるのね！とか。

王道のフォニックスからすると結構ランダムな感じで、でも『確かに！』と思うのもあって、面白いんですよね♪

ミライコってそもそも、『ガッツリ英語の勉強をしよう！』という教材じゃないです。

楽しく見ている間に、たくさんの英語フレーズに親しんで口にも出してみちゃったりして、英語楽しい！英語好き！って子どもに思ってもらえたら万々歳✨音とつづりの関係も、楽しく動画を見てるうちにいつの間にか分かってきちゃった✨

そうなれるコンテンツだと思います。

徹底レビューでも書いたけど、ホント、おうち英語やろうか迷って踏み出せずにいる日本の全小学２年生以下にミライコ見てほしい！

私は招待メールが届いておらず、問い合わせて再送していただきました。

ミライコ、リニューアルしてますます魅力的になりましたね！